第9回森林整備(12月1日)

悩み無用! 先から根元まで全利用

 12月1日に行われた森林整備には会員16名と、桐生広域森林組合から1名、そして今回初めて積水化学工業鰍ゥら2名が参加しました。積水化学工業鰍ヘ、昨年10月から太田工場で間伐材や製材廃材、建築廃材を原料とした木質系材料(エコバリューウッド)の生産販売を行っています。エコバリューウッドとは、木質チップを接着剤でプレス成形した製品で、圧密度を変えることで強度・硬度を用途に応じて調節できることが特徴の製品で、曲がり材や小径木などの所謂B級材やC級材の利用拡大に貢献されるものと期待されています。

 本会で実施している間伐作業においても、用途が少ない小径木や曲がり材などが多く、半分以上の木材は山に放置せざるを得ない状況です。山に捨てられた木材は腐朽しながら徐々に二酸化炭素を放出していきます。今後「木材の先から根元までの利用」について、共に研究していく契機にしたいと考えています。

エコバリューウッドは、枝以外は全て利用可能なので、これまで山に捨てていた木材も全て運び出しました。  
右側の木材はエコバリューウッドに、左側は通常の4m材です。 全て集めてみると、なんと9割以上もの木を捨てていたことが実感できました。

 

天気に恵まれ、紅葉が綺麗な一日でした。